ボレロ村上 - ENiyGmaA Code

中3女子です。

火焔土器。

横から。


やや上方から。


制作期間約6日。高さ38センチ。
火焔土器の中では小振りなほうだが、反面、上部の鶏冠状突起の大きさは
国宝指定されている最大級のものに近い大きさがある。


全体を覆う文様は線刻文のように見えて、実際には紐づけで土を盛ってから、更に溝を彫り込んである。
特に渦文の中心は、器体の厚さほども盛り上げているところもある。
これが立体的な文様のシルエットを浮かび上がらせており、また、制作に異様に手間と時間のかかる原因でもある。


ともあれ、これこそ縄文人が一万年近い時間を果てに辿り着いた造形の窮極であることは疑いようもない。
自分でつくったとあれば、その実感もひとしおである。
今月中には、更に60センチ級のものに挑戦しようと思っている。